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協力隊活動に必要だと言われる3つの「あ」。
あせらない、あわてない、あきらめない。
様々な場面でこの言葉を噛みしめています。

何かやろうと思っても、
日本のようなペースで物事が進むことなんてありません。

誰かと話し合いをしようと言っても、
約束をすっぽかされる、時間を忘れられる。
お店で商品を注文したり、買い物を頼んだりすれば、
お金を持ち逃げされる、何ヵ月経っても注文したものは来ない。
自分一人で出来る事なんて何も無いと思い、
ザンビア人に物事を進めてもらわないといけないと思うために、
何度も何度もザンビア人に期待を裏切られると、
日本に帰る頃には人間不信になってしまうんじゃないかと
心配にさえなってしまいます。

そんな時に思い出すのが3つの「あ」。

自分で思い描くような活動や生活、人間関係が無くたって、
そんなこっちの勝手な期待を相手に求めすぎないこと。
それが「あせらない」ってことなんだと思います。
ザンビアに流れていたこの時間は、自分が来る前も、帰った後も、きっとこのまま。

今日がダメでも明日がある、
明日がダメでも明後日があるの気持ちで
「あわてない」こと。

そして、最近一番大切だなって思ってるのは
「あきらめない」って言葉。
何度裏切られたっていいから、
自分の方が「腐らない」ってことだと解釈しています。

 + + + + + 

先週、学期の真っ最中にも関わらず、
女性教諭の一人が
「このクラスの担任を交代してくれないか?」
と言ってきました。

「私はクラスコントロールに失敗したから、ギブアップした。」
とへらへら言っています。

ふざけるな。
即決で断りました。
ここで引き受けたら
「桐生に頼めば面倒な仕事を引き受けてくれるぞ」
という噂が広がって職務放棄する教員が増えるのが目に見えています。

ギブアップというのは、全力で努力した上で
それでも力及ばずに、そしてさらに努力して再挑戦する
プロセスから逃げることを決断をした時にのみ使う言葉です。

本当に彼女に言ってやりたかった。
あなたは教師として最低限の事をこの子ども達にしていましたか?と。

毎日学校に遅刻し、気分が乗らなければ欠勤し、
生徒が呼びに来るまでは授業に行かない。
担任と言っても生徒の名前も知らず、出欠も取ったことが無い。
「忙しい」と言って職員室でおやつを食べて雑談しているだけ。
そして、たまに教室に行ったかと思えば、
出来ない子どもを適当に怒鳴りつけるだけ。

1年間そんな事を繰り返された結果、そのクラスは
クラス人数45人いるのにかかわらず、学校に来ているのは常時10数名という状態、
不登校率7割という状態になりました。

そんな崩壊した子ども集団を残して、
「あ~失敗。もう面倒だから無理。あとはお願い。」
と言ってくる神経は、理解など到底出来るものではありません。

ただ、その女性教諭も開き直って全く聞く耳も持たず、
最終的には見かねた男性教諭がそのクラスの担任を交代することになりました。

この女性教諭に限った話では無く、ザンビアの多くの学校で状況は同じなので、
こういう教員に対する僕のスタンスはもう決めています。
「何もしない」です。

そのスタンスで何年間も働いてきて、そしてその風土が多数派である学校において、
外国人が小言を言ったところで良いことは一つもありません。
それよりも、圧倒的少数派であってもここで交代を申し出られるような
熱意ある男性教員のサポートを全力で行い、
学校の片隅に少しでもいいから「子どものために何が出来るか考える」雰囲気を
そうしたザンビア人と一緒に作ること、それが自分に出来る事だと思っています。

 + + + + +

ヨーロッパや日本のように、
社会の変化からの必要に迫られて「学校」という装置が作られたのと違い、
ザンビアでは先進国の真似事をして「学校」という仕組みを
形だけ維持させているだけのように感じることが多々あります。

一体この国に「学校」を作ることにどんな意味があるのだろう、
ずっと向き合い続けてきた問いであって、
多分正解は2年経っても出せない問いのだと思います。

でも、少なくとも、
この女性教員のような、責任感が無く努力する価値も知らない大人を
再生産しないことは求められていると思います。

あせらない、あわてない、あきらめない。
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【2011/11/14 10:10】 |   〃  :困惑、怒
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1月31日から2月3日にかけて、
これから赴任する任地へ行ってきました。

本格的な活動開始は2月14日(月)から。
それに先立って学校や街の様子を見学したり、
業務内容の打ち合わせをすることが目的です。

僕の任地は、首都ルサカから
バスで南へ2時間弱走ったところにある
マザブカという地方都市です。
サトウキビ生産で有名な街で、
ザンビアの中では"the sweetest town"と呼ばれているところです。

P1310011.jpg
マザブカの街並み

街の中心部にあるカオンガBasic Schoolが
僕の配属校です。

P2030048.jpg
正面から見たカオンガbasic school

P2020047.jpg
中庭の様子

生徒数は1年生から9年生まで合わせて約2,000人。
ここで、8,9年生を対象として
数学と理科の学習環境を改善していく事が主な活動内容になります。

先生方は非常に好意的に迎え入れて下さり、
一先ず「自分が来ることを誰も知らなかった」
という協力隊らしいハプニングには見舞われませんでした(笑)

今回は打ち合わせのみで
訪問を終える予定だったのですが、
なんと諸事情により数学、理科の教員が休職中で不足しており、
僕が赴任するまではそのクラスの数学、理科の授業が
開始されないという状況だったので、
急遽授業も行うことになりました。
8,9年生400人8クラスに対して、数学、理科の先生が1人ずつしかいません。
そのため、1月10日から新学期は始まっているにも関わらず、
僕の担当するクラスでは1カ月近くの間、
数学と理科の授業が行われていませんでした。

きり「何で先生方は休んでいるのですか?」
同僚「分からない。具合が悪いと言っている。」
きり「先生がいない時間は、生徒たちは何をしているのですか。」
同僚「自分たちで勉強しているんだと思う。多分。」

とまあこんな状況で、事態をあまり呑み込めないままに、授業開始。
本来であればもっときちんと準備をしてから
初回授業には臨みたかったのですが、
子どもたちに向かって
「準備してないから授業は出来ません」とも言えず、
一晩のみの準備で数クラスの授業開きをしてきました。

 + + + + +

生徒達はやはり非常に素直で
これから学校に行くのが毎日楽しみになりそうだったのですが、
そんなワクワクと同時に、
非常に気になってしまったことが一つありました。

とあるクラスの初回授業の最中。
突然同僚の先生が教室に入ってきて、
「今から職員会議をやるから来い」
と命じてきます。

きり「いや、今授業中なんですけど。」
同僚「そこまでで終わっていいから。」

そんなに大事な用事なのかと思って、
やむなく途中で授業を切り上げて行くと、
そこにはほぼ全職員の姿が。

あれ?まだ午前10時だよ?
授業は?生徒は何してるの?
というか、教職員会議があるなんて事前に一言も聞いてないよ?

ミーティングの内容も
失礼ながら重要とは思えないようなもので、
コーラを飲み、ミートパイを食べながら、
英語の先生が英語の発音について研修を行うというものでした。
そのミーティング時間、なんと4時間。
その間、生徒たちは完全に放置。

きり「授業時間中だけど、授業はしなくていいの?」
同僚「今は教員が学んでいる時間だからいいのだ。」
きり「職員会議っていつ行われるの?」
同僚「決まっていない。校長がやると言ったらその日にやる。」


いやいや、ちょっと待て。
教師が学校に来てるのは生徒のためじゃないのか。
ただでさえ授業時間数が全く足りていないのに
会議をしなきゃいけないなら、授業終了後にやればいいじゃないか。
生徒が誰も教科書を持っていないのに、
理科室にはビーカーすら満足に無いというのに、
校費でコーラやミートパイを買っているのか。

意見を言おうか散々迷いましたが、
来たばかりの外国人の若造に文句を言われたら
良い気分のはずはありません。
この日は何も言わずにおきました。

こんな僕の困惑を知ってか知らずか、
生徒達は慣れたもののようで、
教師がいなくても騒ぐことも無く、
各クラスとも思い思いに過ごしています。


そもそも「学校」や「先生」に対する考え方が、
日本とは違うのだろうか。
それとも、もしかしたらこうした仕組みにも
長くいると分かる合理的な理由があるのだろうか。
(お菓子やジュースを出さないと先生方が職員会議に出席しない、とか。)

いずれにしても、僕はここでは何も知らないヨソ者で、
先ずは周囲の先生方との信頼関係をしっかりと築かねばなりません。

しばらくは、異文化との出会いに、
戸惑うことも多そうです。


それにしても、こうして学校という舞台が用意されていて、
「どうしたらいいんだろう?」と考えられる課題が山ほどあって、
そこで余計な事を考えずに自由に働いていいなんて、
何て楽しい環境なんだろうと思わずにはいられません!
いよいよ、来週からこの学校での活動が始まります!

【2011/02/06 05:40】 |   〃  :困惑、怒
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mamix
がんばれー


キリ
ありがと!

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