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ニュースレター『ともふみ』第4号をお届けします。

個人的に連絡先を存じ上げている方々については
個別にメールにて配信させて頂いておりますが、
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もしくは取りやめたい方がいらっしゃいましたら、
その旨ご連絡ください。



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【2011/03/27 15:55】 | ニュースレター
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2011年2月18日(金)に、僕が大学時代に所属していた
「環境三四郎」というサークルの先輩二名が、
ゲストティーチャーとしてカオンガBasic Schoolに来てくれました!

今回のお二人の訪問は、なんと「新婚旅行」!!
新婚旅行でザンビアに来るために、
わざわざケープタウンで挙式を挙げることを選ばれたのだそうです。

IMG_6670.jpg
特別授業をする竹内大林ご夫妻

大学1年生の時から9年間もお世話になってきた先輩が、
一生に一度の大切な機会に、僕の任地を選んでくれたこと、
本当に嬉しかったです。
改めて、心より御礼申し上げる次第です。

 + + + + +

マザブカまで来て頂けるだけで嬉しかったのに、
御夫妻は特別授業用のポスターまで作ってきてくれました!

IMG_6684.jpg
日本とザンビアの違いに、興味津々の子ども達

日本とザンビアの比較についてのポスターで、
日本を象徴する沢山の写真もついていて、
生徒達も大喜びです。

日本の特徴的な写真を沢山紹介して頂いたのですが、
「どの写真が一番興味深かった?」
と数名の生徒に聞いたところ、
結果は"Japanese young girls"として紹介した
「AKB48」の写真でした(笑)

予想通りといえば予想通りですが、
四季折々の風景や、高層ビル街なんかよりも、
同世代の女の子のファッションが気になるのは、
年頃の中学生にとって日本もザンビアも共通のようです。

帰国後も生徒から「あの人たちもう帰っちゃったの?」と何度も聞かれ、
とても印象に残った時間であったように感じました。

 + + + + +

こうして日本から来訪者が来てくれることは、
生徒や学校にとっては勿論、
僕の活動にとってもすごくプラスになりました。
(生憎引っ越し当日と訪問日が重なってしまったために、
 地面で食事や調理をさせたり、大掃除を手伝って頂いたりと、
 新婚旅行の中身としては申し訳ないこと
 この上なかったのですが…。)

ザンビアの気候や植生、食べ物の種類、人々の様子、
学校の設備や制度、生徒の快活さ、住まいのつくり、など、
僕にとっては段々と「当たり前」になってきて、
どんな点が日本人から見ると異質に映るのか、
違和感を感じるのか、気付かなくなっている点が多くあったことを、
逆に教えてもらったような気がします。

客観的な視点から、ザンビアの教育の状況や、
僕の活動について感想を頂けたことは、
やるべき事の方向性を整理する上でとても貴重な機会でした。

そして、それ以上に何より、
任地で日本人一人ぼっちになって1週間、
まだまだ慣れなくて寂しくなっていた時期に
気心の知れた先輩が来てくれたことで、
すごくリラックスして笑うことが出来て、
大きな大きな心の支えになりました。

竹内大林ご夫妻、
訪問本当にありがとうございました!!

 + + + + +

僕の任地では、引き続き来訪者を年中無休で大募集しています。

1日だけの見学でも、長期の滞在でも大歓迎です。
活動や街の様子を見学して頂くだけでも構いませんし、
可能であれば是非ともゲストティーチャーとして特別授業をして下さい。
内容は、自分の得意なこと・伝えたいことなら何でもOKです。
数日以上の滞在が可能なら、数学理科の指導を手伝って下さい。
あなたが受けてきた教育は、あなたがここで過ごしてくれる時間は、
ザンビアの子ども達にとってもかけがえのない財産になります。

食事と宿泊場所は、僕の家で良ければ無料で提供します。
どうぞ、お気軽に!!

IMG_7451.jpg
学校だけでなく、市場なども一緒に見学しました

RIMG2014.jpg
夜はマザブカの人々とBBQ

【2011/03/26 15:58】 |   〃  :嬉、喜
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日付が前後するのですが、3月第1週、
マザブカの街で暴動が起こりました。
学校の窓ガラスは投石によって割られ、
近くでは銃声が鳴り響き、
僕は自宅待機を命じられていました。

 + + + + +

事の発端は、貧困居住者地域のバーで放映されていた
サッカーの試合観戦とのこと。

試合結果が火種でサポーター同士で喧嘩になり、
制止しようとした警官が催涙弾を使用したために店内が混乱。
逃げ惑う人々に踏まれて一般人2名が死亡しました。

翌日以降、これ対し市民が抗議デモを行ったのですが、
警官隊と衝突し、何と警官が一般市民を射殺。
怒った市民は遺体をリアカーに乗せて警察署前を占拠。
幹線道路ではタイヤが燃やされて通行不能となりました。

事件には何の関係の無いはずの僕の学校も、
興奮した市民にとばっちりを受けて投石の対象となり、
窓ガラス数枚が割られました。
職員会議の途中に突然近くで銃声が鳴り響いたと思ったら
トラックに乗った暴徒が学校の近くまでやってきて、
生徒達はパニックになって逃げだす始末。
泣きわめく生徒を捕まえて連れ戻して、
親が迎えに来るまで教室の中に閉じ込めておくという
壮絶な仕事を経験しました。

その後、僕が学校に居てもやれることは何も無いばかりか
外国人が居てはかえって狙われる危険性があるということで、
4日間に渡って自宅待機の日々が続きました。

最終的に6~7名の市民が亡くなり、
最初に催涙弾を使用した警官とその上司が
ごっそり入れ替わるという大きな事件になりました。
警察官絡みの事件で犠牲者が出るのは、
ザンビア全体で見ても約20年ぶりの事と聞きました。

赴任3週間目にしてこんな事件に遭遇するとは、
運が良いんだか悪いんだか分かりません…。

それから3日間、生徒は誰も学校に来ることは無く、
自動的に休校になりました。

教育は、平和な環境が整って初めて成り立つことを
誰もいない平日の学校に一人立ちながら感じていました。
雨が、強く降っていました。

亡くなられた方々のご冥福を、
心からお祈りします。

 + + + + +

こんな事件があった翌週に日本の地震が起こったため、
地震の後の日本人の行動と、ザンビア人の行動を、
否応無しに比較してしまいます。

日本では地震の直後から、人々は、
スーパーでは散乱した商品を拾ってきちんとレジの列にならび、
何百メートルも続く駅の行列で黙って待ち続け、
駅構内や路上で夜を明かさざるを得なかった人々には、
ホームレスの方々が段ボールを貸していたと聞きます。

翻ってザンビア。
マザブカでの暴動が予想外に
長引いてしまった原因の一つに、
全国各地から混乱に乗じて一儲けしようと考えた
泥棒等が集まって来ていたことがあると聞いています。

状況は意図的に混乱させられて、
何の関係も無いスーパーマーケットや
外国人経営の商店が襲われて、
食料品やセメントが盗まれていったそうです。

カオンガBasic Schoolが休みになったのも、
結果的に生徒が来なかったからそうなっただけで、
正式なアナウンスは何も無く、
僕と、若い男性の先生2名だけが、
誰もいない学校で生徒が来るのを1時間以上待ち続けていました。
状況を把握し、指示を出さなくてはならないはずの管理職が、
誰一人として動いていませんでした。

ここでは、残念ながら多くの人々が、
日本人の規範意識から見たら悲しくなるような
こうした行動を取ります。

「当たり前だ。だから『途上国』なんだ。」

と日本人の専門家の方に言われたことがあったのですが、
その台詞の意味が不気味な重苦しさを伴って
段々と実感として理解出来てきました。

 + + + + +

この違いは一体どこから来るのでしょう。

文化・慣習と言ってしまえばそれまでかもしれませんし、
「衣食足りて礼節を知る」とあるように、
他者を思いやる前に経済的余裕が無いという現実も、
大きく影響しているのは事実でしょう。

ただ、こうして学校現場にいると
「教育」の責任も少なくないように思います。

日本では、
「途上国の人々」=「お金は無くてもみんな笑顔で仲良し」
というステレオタイプなイメージがあるようにも感じますが、
生徒と先生の関係で言えば(生徒同士もですが…)、
事実は全く逆であるように感じています。

大半の先生は、基本的に生徒を信用していません。
他者を傷つけるような汚い言葉が日常的に飛び交います。
例えば先日、僕が教員控室に生徒を入れて話をしていたところ、
「Mr.kiryu、生徒を信用するな。そいつらは目を離すとすぐに職員室から物を盗む。」
と生徒の目の前で言い放ってきました。耳を疑いました。
これだけ整理整頓が出来てなければ、
そりゃあ物も無くなるだろうと思うのですが、
無くなったものは基本的に「盗まれた」で済ませようとします。
仮に生徒の誰かが盗んだのが事実だったとしても、
そんなことを教師が口にするのは、絶対に間違ってると思うんです。
数名の先生はいつも片手に木の棒や鞭を持って、
まるで牛の群れを追うかのように、
生徒を叩いて移動させます。それも、笑顔で。
授業を受けている生徒を呼び出して、
自分のおやつを買いに使い走りをさせます。

こんな環境で、相手を信じる心が、
ましては他者を思いやる心が、育つでしょうか。

「理数科教師」という肩書きで派遣されてはいるものの、
ザンビアの教育の現状を知れば知るほど、
理科や数学の能力以前に、
変えなければいけない点が多すぎるように思えてなりません。

こんな環境にも、こんな生徒と教師の関係にも、
違和感を感じているのは活動初期の今の段階だからで、
やがては慣れていってしまうのでしょうか。
嫌です。慣れたくありません…。

せめて自分は、
生徒の前では笑顔でい続けよう。
安心して話の出来る大人であり続けよう。
他の先生方にどんなに好奇の目で見られても、
自分が信じる「正しさ」に正直に活動しよう。

そう心に決めて、今日も学校へ向かいます。

【2011/03/25 21:00】 | 日々の風景
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日本であまりに悲しい災害が起こってしまったために、
しばらくブログの更新等を自粛していました。

東北地方太平洋沖地震で被災した方々に対し
心よりお見舞い申し上げるとともに、
一日も早い復興を祈っています。

 + + + + +

3月11日ザンビア時間AM8時頃、
「Nihon, jishin attamitai」
という同期隊員からのメールが第一報でした。

最初はまさかこんなに大きな地震だとは想像もしておらず、
ニュースやツイッターで流れてくる情報があまりに衝撃的で
「これが日本か…」と信じられず、涙が止まりませんでした。
その夜を境に、ザンビアで流れる国際ニュースには、
連日"JAPAN QUAKE"の文字が流れるようになりました。

その日の夜はちょうど首都ルサカに
隊員が集合する機会があったのですが、
誰もが無言でニュースを見つめ続けていて、
お互い、かける言葉がありませんでした。

自分が力になれる場所を求めてザンビアに来たはずなのに、
今この状況で日本に居られないことが非常に歯がゆく、
何をするべきか悩み続けています。
きっと、世界中のJOCV同志3,000人が同じ気持ちです。

 + + + + +

ただ、それと同時に、
日本人の素晴らしい行動も数多く耳にしました。

地震が起こったその日のうちに、
個人は避難場所として自宅を開放したり、
新聞社は誰でも記事を見れるようにネットで公開したり、
電話や無線LANが無料になったり、
電車やバスは深夜に臨時便を走らせたり、
誰もが、「自分には何が出来るか」と当たり前のように考えて行動して、
暴動や強盗も殆ど起こらず、
品物の散乱したスーパーでも人々はきちんと列に並んでいる様子を見て、
そんな日本人の姿に、ものすごく感激しました。

「感激した」なんていいうと他人事のようですが、
この日ほど、自分が日本人であることを誇りに思った日はありませんでした。

BBCは今回の対応を、
「地球最悪の災害が、世界で一番訓練されて準備された場所で起こった。」
と、絶賛していたらしいですが、本当にそう思います。

 + + + + +

せめてここにいながら出来ることは無いかと思って、
ザンビア国内でも義援金を集めたりしました。
他国でも日本人の間で募金を募る動きがあったり、
現地の人々が支援金を集めたりしてくれていると聞きます。
そしてもっと、ここにいるからこそ
出来ることもあるのではないかと感じています。

 + + + + +

実は、先週月曜日、配属先の学校で生徒達に
「先週末に日本で起こった災害を知っているか?」
と聞いたところ、殆どの生徒は誰も何も知りませんでした。
愕然としました。

さすがに同僚の先生方は地震のニュースを知っており、
週末には家族の安否を気遣うメールをくれたり、
月曜日に出勤するとすぐに「大丈夫か?!」と聞いてきてくれたりして、
彼らの思いやりには非常に救われました。

一方で、BBCやラジオを聞いていない子ども達なら、
知らなくても当然であることは理性では理解できるのですが、
同じ地球上に住んでいて、
何で同じ人間がこんな状況にあることを知らないんだろう。と、
日本にいた時に海外に対して感じていたことを、
逆の立場で初めて感じました。
ショックでした。悲しくなりました。

「地震」と言っても地震の少ない
アフリカ大陸に住む彼らにはイメージできないようで、
「でも生活に影響が出るほどじゃ無いんでしょ?」と、
雨風の程度に考えているようです。

地球の裏側の人間の幸せを願うということは、
とても難しいことだと思います。
ですが、これからの時代に生きる人間として、
外の世界で何が起こっているのかを知り、
自分たちが何をするべきか、どう生きていくべきか考えていくことは、
日本でも海外でもいかなる社会においても「善き市民」として
必要な能力であると感じています。

 + + + + +

そう考えて、
今回の地震がどれだけの影響を及ぼしたのか、
そこで日本人や他国の人間がどういう行動を取ったのかを、
世界中に伝えて、一緒にこれからの社会を考えていくことも
日本にいま居ることが出来ない日本人だからこそ、
出来ることの一つでは無いかと思って、
「伝える」活動も他のボランティアのみんなに
呼びかけてみました。

今はまだ緊急援助の段階で
その時期では全くないかもしれませんが、
数か月後~数年後にかけて必要になってくる支援であると感じています。
今回の経験が、極限の状況下でも、
互いを思いやり、助け合った日々として、
人々の記憶とこれからの歴史に刻まれ、
これからの世界の礎となる日が来ることを願っています。

嬉しい事に日本大使館やJICAの職員の方々含め
多くの方々から賛同のメッセージを頂き、
これから本格的に動き出していこうと思っています。

ザンビアの中高生の教養は、先進国の価値観からすれば
はっきり言って日本の子ども達からは想像も出来ないほど低いものです。
(あくまで、僕らの価値観からすれば、です。
 僕が知らないことを山ほど彼らは知っています。)
だからこそ
「この子ども達を地球市民たらしめるために必要な教育を考える」
というのは、僕のこれからの活動の軸の一つになりそうです。

 + + + + +

1年10か月後、自分が日本に帰った後でも、
まだまだ震災前の姿とは程遠い状況にあることでしょう。
いやむしろ、今回地震が全ての日本人に
「自然とどう向き合って生きていくか」
「どんなライフスタイルを目指すのか」
という極めて大きな問いを投げかけた以上、
震災の前と全く同じ状況など、
二度とやって来ないかもしれません。
このような問いを、
全ての人が一緒に考えることが必要になってくるのでしょう。

そんな時代に少しでも貢献できる教育者になれるよう、
今は、ここにいる日本人としてやれることを、
一つずつ確実に、やっていきたいと思います。

今この瞬間も日本で働いている全ての人々に敬意を表するとともに、
一人でも多くの命が助かることを、
被災した方々が一日も早く平穏な生活を取り戻せることを、
心から祈っています。

【2011/03/22 19:57】 | 日々の風景
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ヤマダです
コエリではなく、はるはるで~す。メールの返事、どうもありがとう。地球の裏側での苦悩、わかります。今も福島、茨城沖で余震が続いています。神奈川県の方はずいぶん揺れが小さくなりました。地震警報が出るたび、条件反射で心臓がドキドキします。

被災地からも少しずつ、明るいニュースが入ってくるようになりました。私の周りでも被災地を救援するための活動が始まっています。みんなが自分にできることで協力したらいいと思っています。そして、海外から日本を応援するメッセージや募金活動に心励まされます。

そして今は、原発問題が非常に気になるところです・・・。

ブログの過去記事、ちょっと読みました。ザンビアの話、なつかしくもあり、興味深いものもありで・・・。またあとで読みに来ますネ。

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閑話休題。
先日、学校に献血車がやってきました。
日本では見られない面白い光景だったので、ご紹介します。

 + + + + +

ザンビアで手術などを行う際、
輸血用の血液の確保はどうしているのだろうと疑問だったのですが、
まさか学校にまで献血車が来ているというのは意外でした。

いや、むしろ人口密度の低いザンビアでは、
日本のように都市に献血センターを設けるよりは、
こうして学校等を回った方が効率的なのかもしれません。

献血をしたい生徒は希望制で、一般の教室を利用して行われました。
「あなたも献血しなさいよ!」
と献血所のおばちゃんに僕も献血を勧められたのですが、
衛生管理が非常に不安だったので、
「予防接種を打っているから出来ない」
と言い訳をして辞退しました。

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必要機材を教室の机の上に乗せて

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問診をするところからスタート。
質問項目は日本とほぼ一緒でした。

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消毒をして、

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こんな風に自分で持ちながら血を抜きます。
1回の献血量は450mlとちょっと多め。

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献血した後にジュース等がもらえるのも日本と一緒♪


血液の入った袋を、
献血所のおばちゃんが直接土足で蹴り飛ばして運ぶなど、
衛生観念には違いも感じましたが…。

また、例の如くこうしたイベントは通常授業時間に行われるので、
献血ルームとして教室を使われたクラスは、
この日一日授業が無くなります。
献血に来ていた生徒達も、授業欠席です。

それでも、こうして国の中で命を支え合う仕組みがあるのは立派!!
今日生徒達から集められた血液によって、
一人でも多くの患者さんが救われることを願います。

【2011/03/07 17:48】 | ザンビアあれこれ
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続いては、嬉しい話。
放課後の教室で、
生徒達のとても感動的な場面を見つけました。

 + + + + +

僕の担当している8,9年生は7:00~12:40が授業時間となっているため、
午後は家に帰る生徒が多くなります。
ですが中には、午後にも家に帰らず
学校に残っていても空き教室など無いことを承知の上で、
こんな風に屋外に机を持ち出して自習している生徒もいます。

P2230071.jpg
教室の外で自習をする生徒


自習と言っても、問題集も教科書も生徒は持っていないので、
宿題をやるか、ノートを見返すくらいしか出来ません。

時折、生徒が僕のところにやってきて
「勉強がしたい(I want to learn!)」
と言ってくるので、
希望者を集めて数学の放課後補習授業をすることにしました。

教室が空いていない時は廊下や学校の壁を使って、
時には隣の高校の空き教室も借りながら行っています。
多くの先生方は自分の授業が終わるとすぐに帰宅してしまうので、
学校内を暇そうにふらふらしている僕には、
生徒が声をかけやすかったのかもしれません。

補習と言っても、午後まで残っている生徒はやる気のある子ばかりなので、
僕は特に何もしません。
ただ黒板に問題をいくつか書くだけです。
それだけで生徒は嬉々として勉強し始めます。

始めのうちは簡単な解説をしていたのですが、
そんなことしなくても生徒たちは自分たちで議論し合って、
分かる子が先生役になって勉強していきます。

P2170047.jpg
自主的に補習を開いて教え合う生徒達

たとえ学校の先生がどんな先生であろうとも、
学びたければ自分で外国人の新人教師をつかまえてでも
学ぼうとする彼らのたくましさが頼もしくて、
物が無くても主体的に学ぼうとする彼らの意欲の高さが嬉しくて、
後ろに座ってにやにや眺めながら、心から感激しました。

 + + + + +

こんな子ども達に対して、
必要な「援助」って何なのだろうと考えさせられます。

同期隊員が活動する他の学校では、
外国からの援助で数十台のPCが寄贈されたものの、
学校内にPCで仕事の出来る人間など誰もおらず、
埃をかぶって放置されているだけのケースもあると聞きます。

そのPCを買うお金で、
何冊の教科書が買えたでしょうか。
何人分の学費が賄えたでしょうか。

黒板に練習問題を与えられるだけで喜ぶくらい、
学びに飢えている生徒たちなのです
(もちろん、全ての生徒がそんな意欲的ではないですが…)。

この子達を見ていると、
高価な機材や最新の設備なんて要らないから、
きれいな校舎も無くたっていいから、
ただ普通に、
勉強したいと思っているその子の手元に
教科書が渡るような仕組みが出来ればそれで十分なのに、
と思わざるを得ません。

だからと言って、
慈善的に生徒に教科書を無償配布すればそれで済む話でもなく、
生徒に教科書を貸与したところ、
一部の生徒が早速市場で教科書を売却して
換金してしまったケースも過去にあったそうです。
学校に教科書の管理を任せたところ、
校長が全て売却してポケットマネーにしていたという事例もあったと聞きます。

各家庭にもある程度の負担を強いて購入してもらわないと、
教科書を大切にする感覚も理解されないのかもしれません。

教科書や問題集が無い環境で、
どうすれば彼らに学力を付けることが出来るのか
同僚の先生方と一緒に考えて、
新しい授業スタイルの種を撒いていくことも自分の仕事だと考えています。

先は長そうですが、
こんな風にヤル気満々の生徒達もいるのだと思うと、
授業や活動を考えるのも毎日楽しみです!

【2011/03/07 17:42】 |   〃  :嬉、喜
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記事の内容が前後してしまいますが、
活動開始にあたり、配属先と活動概要のご紹介をしたいと思います。

僕の住むマザブカという街は、
ザンビアの首都ルサカから南西にバスで2時間ほど
走ったところに位置する比較的大きな都市です。

メイン通り沿いには生活に便利な大きなスーパーもある一方で、
少し歩けばアフリカらしい長閑な農村風景の広がる落ち着いた街です。

この街の中心に位置する
「カオンガ小中学校 Kaonga Basic School」が僕の配属先です。
公立の小中学校で、1947年設立の歴史ある学校です。
1年生から9年生(日本の小学校1年生から中学校3年生に相当)の
学生約2,000人が通っています。
各学年4クラス、合計36クラスに分かれているのですが、
教室の数が11しかないので、生徒は3シフト制で学んでいます。

この学校での「理数科教育改善プログラム」が僕に対する要請内容です。
ザンビアは慢性的な教員不足に陥っており、
特に8,9年生の理数科を専門に指導できる教員が圧倒的に足りていません。
カオンガ小中学校も例外ではなく、
8,9年生400人に対して理科と数学の先生が僕の他に1人ずつしかいないため、
全クラスに時間割通り授業をするのが困難な状況です。

そのため、8,9年生に対して数学及び理科の授業を実際に行うほか、
新しい授業形式、クラブ活動や補習授業など様々な活動を提案して、
子ども達の理数科能力を向上させることが僕のミッションとなります。

と偉そうな書き方をしてしまいましたが、
これはあくまでスタート段階での抽象的な要請内容に過ぎません。
具体的に何をするかは全てこれから関係者と相談しながら決めていくこととなります。
せっかくなのだから思いついた事はどんどんやっていこうと思っていますが、
同時に、この学校にとって2年しかない外国人の自分が提供できる最大の価値は何なのか、
じっくり考えていきたいです。

ザンビアに来てから2ヶ月が経ち、
段々と日本にいた時の感覚との「ずれ」が自分に生じ始めている頃かと思っています。
これをお読みの皆様の視点から「それはちょっとやっていることがおかしいんじゃない?」
「そういう状況なら、こんな事をしてみたら?」等、
感じるところがありましたら忌憚の無いご意見を頂ければ幸甚です。
いつでもお気軽にご連絡ください。

IMG_6620.jpg
カオンガ小中学校9年生の生徒達

IMG_6710.jpg
普段の活動の様子

【2011/03/07 17:38】 | 活動報告:概要紹介
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