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続いては、嬉しい話。
放課後の教室で、
生徒達のとても感動的な場面を見つけました。

 + + + + +

僕の担当している8,9年生は7:00~12:40が授業時間となっているため、
午後は家に帰る生徒が多くなります。
ですが中には、午後にも家に帰らず
学校に残っていても空き教室など無いことを承知の上で、
こんな風に屋外に机を持ち出して自習している生徒もいます。

P2230071.jpg
教室の外で自習をする生徒


自習と言っても、問題集も教科書も生徒は持っていないので、
宿題をやるか、ノートを見返すくらいしか出来ません。

時折、生徒が僕のところにやってきて
「勉強がしたい(I want to learn!)」
と言ってくるので、
希望者を集めて数学の放課後補習授業をすることにしました。

教室が空いていない時は廊下や学校の壁を使って、
時には隣の高校の空き教室も借りながら行っています。
多くの先生方は自分の授業が終わるとすぐに帰宅してしまうので、
学校内を暇そうにふらふらしている僕には、
生徒が声をかけやすかったのかもしれません。

補習と言っても、午後まで残っている生徒はやる気のある子ばかりなので、
僕は特に何もしません。
ただ黒板に問題をいくつか書くだけです。
それだけで生徒は嬉々として勉強し始めます。

始めのうちは簡単な解説をしていたのですが、
そんなことしなくても生徒たちは自分たちで議論し合って、
分かる子が先生役になって勉強していきます。

P2170047.jpg
自主的に補習を開いて教え合う生徒達

たとえ学校の先生がどんな先生であろうとも、
学びたければ自分で外国人の新人教師をつかまえてでも
学ぼうとする彼らのたくましさが頼もしくて、
物が無くても主体的に学ぼうとする彼らの意欲の高さが嬉しくて、
後ろに座ってにやにや眺めながら、心から感激しました。

 + + + + +

こんな子ども達に対して、
必要な「援助」って何なのだろうと考えさせられます。

同期隊員が活動する他の学校では、
外国からの援助で数十台のPCが寄贈されたものの、
学校内にPCで仕事の出来る人間など誰もおらず、
埃をかぶって放置されているだけのケースもあると聞きます。

そのPCを買うお金で、
何冊の教科書が買えたでしょうか。
何人分の学費が賄えたでしょうか。

黒板に練習問題を与えられるだけで喜ぶくらい、
学びに飢えている生徒たちなのです
(もちろん、全ての生徒がそんな意欲的ではないですが…)。

この子達を見ていると、
高価な機材や最新の設備なんて要らないから、
きれいな校舎も無くたっていいから、
ただ普通に、
勉強したいと思っているその子の手元に
教科書が渡るような仕組みが出来ればそれで十分なのに、
と思わざるを得ません。

だからと言って、
慈善的に生徒に教科書を無償配布すればそれで済む話でもなく、
生徒に教科書を貸与したところ、
一部の生徒が早速市場で教科書を売却して
換金してしまったケースも過去にあったそうです。
学校に教科書の管理を任せたところ、
校長が全て売却してポケットマネーにしていたという事例もあったと聞きます。

各家庭にもある程度の負担を強いて購入してもらわないと、
教科書を大切にする感覚も理解されないのかもしれません。

教科書や問題集が無い環境で、
どうすれば彼らに学力を付けることが出来るのか
同僚の先生方と一緒に考えて、
新しい授業スタイルの種を撒いていくことも自分の仕事だと考えています。

先は長そうですが、
こんな風にヤル気満々の生徒達もいるのだと思うと、
授業や活動を考えるのも毎日楽しみです!
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【2011/03/07 17:42】 |   〃  :嬉、喜
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