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日本であまりに悲しい災害が起こってしまったために、
しばらくブログの更新等を自粛していました。

東北地方太平洋沖地震で被災した方々に対し
心よりお見舞い申し上げるとともに、
一日も早い復興を祈っています。

 + + + + +

3月11日ザンビア時間AM8時頃、
「Nihon, jishin attamitai」
という同期隊員からのメールが第一報でした。

最初はまさかこんなに大きな地震だとは想像もしておらず、
ニュースやツイッターで流れてくる情報があまりに衝撃的で
「これが日本か…」と信じられず、涙が止まりませんでした。
その夜を境に、ザンビアで流れる国際ニュースには、
連日"JAPAN QUAKE"の文字が流れるようになりました。

その日の夜はちょうど首都ルサカに
隊員が集合する機会があったのですが、
誰もが無言でニュースを見つめ続けていて、
お互い、かける言葉がありませんでした。

自分が力になれる場所を求めてザンビアに来たはずなのに、
今この状況で日本に居られないことが非常に歯がゆく、
何をするべきか悩み続けています。
きっと、世界中のJOCV同志3,000人が同じ気持ちです。

 + + + + +

ただ、それと同時に、
日本人の素晴らしい行動も数多く耳にしました。

地震が起こったその日のうちに、
個人は避難場所として自宅を開放したり、
新聞社は誰でも記事を見れるようにネットで公開したり、
電話や無線LANが無料になったり、
電車やバスは深夜に臨時便を走らせたり、
誰もが、「自分には何が出来るか」と当たり前のように考えて行動して、
暴動や強盗も殆ど起こらず、
品物の散乱したスーパーでも人々はきちんと列に並んでいる様子を見て、
そんな日本人の姿に、ものすごく感激しました。

「感激した」なんていいうと他人事のようですが、
この日ほど、自分が日本人であることを誇りに思った日はありませんでした。

BBCは今回の対応を、
「地球最悪の災害が、世界で一番訓練されて準備された場所で起こった。」
と、絶賛していたらしいですが、本当にそう思います。

 + + + + +

せめてここにいながら出来ることは無いかと思って、
ザンビア国内でも義援金を集めたりしました。
他国でも日本人の間で募金を募る動きがあったり、
現地の人々が支援金を集めたりしてくれていると聞きます。
そしてもっと、ここにいるからこそ
出来ることもあるのではないかと感じています。

 + + + + +

実は、先週月曜日、配属先の学校で生徒達に
「先週末に日本で起こった災害を知っているか?」
と聞いたところ、殆どの生徒は誰も何も知りませんでした。
愕然としました。

さすがに同僚の先生方は地震のニュースを知っており、
週末には家族の安否を気遣うメールをくれたり、
月曜日に出勤するとすぐに「大丈夫か?!」と聞いてきてくれたりして、
彼らの思いやりには非常に救われました。

一方で、BBCやラジオを聞いていない子ども達なら、
知らなくても当然であることは理性では理解できるのですが、
同じ地球上に住んでいて、
何で同じ人間がこんな状況にあることを知らないんだろう。と、
日本にいた時に海外に対して感じていたことを、
逆の立場で初めて感じました。
ショックでした。悲しくなりました。

「地震」と言っても地震の少ない
アフリカ大陸に住む彼らにはイメージできないようで、
「でも生活に影響が出るほどじゃ無いんでしょ?」と、
雨風の程度に考えているようです。

地球の裏側の人間の幸せを願うということは、
とても難しいことだと思います。
ですが、これからの時代に生きる人間として、
外の世界で何が起こっているのかを知り、
自分たちが何をするべきか、どう生きていくべきか考えていくことは、
日本でも海外でもいかなる社会においても「善き市民」として
必要な能力であると感じています。

 + + + + +

そう考えて、
今回の地震がどれだけの影響を及ぼしたのか、
そこで日本人や他国の人間がどういう行動を取ったのかを、
世界中に伝えて、一緒にこれからの社会を考えていくことも
日本にいま居ることが出来ない日本人だからこそ、
出来ることの一つでは無いかと思って、
「伝える」活動も他のボランティアのみんなに
呼びかけてみました。

今はまだ緊急援助の段階で
その時期では全くないかもしれませんが、
数か月後~数年後にかけて必要になってくる支援であると感じています。
今回の経験が、極限の状況下でも、
互いを思いやり、助け合った日々として、
人々の記憶とこれからの歴史に刻まれ、
これからの世界の礎となる日が来ることを願っています。

嬉しい事に日本大使館やJICAの職員の方々含め
多くの方々から賛同のメッセージを頂き、
これから本格的に動き出していこうと思っています。

ザンビアの中高生の教養は、先進国の価値観からすれば
はっきり言って日本の子ども達からは想像も出来ないほど低いものです。
(あくまで、僕らの価値観からすれば、です。
 僕が知らないことを山ほど彼らは知っています。)
だからこそ
「この子ども達を地球市民たらしめるために必要な教育を考える」
というのは、僕のこれからの活動の軸の一つになりそうです。

 + + + + +

1年10か月後、自分が日本に帰った後でも、
まだまだ震災前の姿とは程遠い状況にあることでしょう。
いやむしろ、今回地震が全ての日本人に
「自然とどう向き合って生きていくか」
「どんなライフスタイルを目指すのか」
という極めて大きな問いを投げかけた以上、
震災の前と全く同じ状況など、
二度とやって来ないかもしれません。
このような問いを、
全ての人が一緒に考えることが必要になってくるのでしょう。

そんな時代に少しでも貢献できる教育者になれるよう、
今は、ここにいる日本人としてやれることを、
一つずつ確実に、やっていきたいと思います。

今この瞬間も日本で働いている全ての人々に敬意を表するとともに、
一人でも多くの命が助かることを、
被災した方々が一日も早く平穏な生活を取り戻せることを、
心から祈っています。
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【2011/03/22 19:57】 | 日々の風景
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ヤマダです
コエリではなく、はるはるで~す。メールの返事、どうもありがとう。地球の裏側での苦悩、わかります。今も福島、茨城沖で余震が続いています。神奈川県の方はずいぶん揺れが小さくなりました。地震警報が出るたび、条件反射で心臓がドキドキします。

被災地からも少しずつ、明るいニュースが入ってくるようになりました。私の周りでも被災地を救援するための活動が始まっています。みんなが自分にできることで協力したらいいと思っています。そして、海外から日本を応援するメッセージや募金活動に心励まされます。

そして今は、原発問題が非常に気になるところです・・・。

ブログの過去記事、ちょっと読みました。ザンビアの話、なつかしくもあり、興味深いものもありで・・・。またあとで読みに来ますネ。

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コエリではなく、はるはるで~す。メールの返事、どうもありがとう。地球の裏側での苦悩、わかります。今も福島、茨城沖で余震が続いています。神奈川県の方はずいぶん揺れが小さくなりました。地震警報が出るたび、条件反射で心臓がドキドキします。

被災地からも少しずつ、明るいニュースが入ってくるようになりました。私の周りでも被災地を救援するための活動が始まっています。みんなが自分にできることで協力したらいいと思っています。そして、海外から日本を応援するメッセージや募金活動に心励まされます。

そして今は、原発問題が非常に気になるところです・・・。

ブログの過去記事、ちょっと読みました。ザンビアの話、なつかしくもあり、興味深いものもありで・・・。またあとで読みに来ますネ。
2011/03/26(Sat) 15:56 | URL  | ヤマダです #D4N.7j5I[ 編集]
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