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再び、僕のやっている活動についての紹介です。

ザンビアの公用語は英語のみなので、
学校の授業は全て英語。
教科書やテストも全て英語で書かれています。

しかし、英語は彼らにとって母国語ではなく、
地域ごとに異なった部族語(72~73種類あると言われています)が話されています。

そのため、ザンビアの子ども達は
家でも学校でも一生懸命英語を勉強しています。
中には流暢に英語が話せる生徒もいるのですが、
中学生レベルだとまだまだ苦手な生徒も多いようで、
英語に触れることの少ない家庭環境で育った子は、
全くと言っていいほど喋れない子もいます。
(それはつまり、学校で先生や友達が
 何を言っているか全く理解できないことを意味します…)

先生やクラスメートがどんなに分かりやすく説明しようとしても、
そもそもその説明が言語として理解できない。
深刻な問題です。

ザンビアの言語問題はまた記事を改めて詳しく触れるとして、
何とかして彼らが英語に触れる機会を増やすことは出来ないかなと考えました。

そこで今学期から始めた活動の一つが、
「図書館活動」です。

英語の上達のためには英語に沢山触れることが不可欠ですが、
教科書は高価で誰もが買えるものではありません。
そこで、英語の本を無料で貸し出せないかと考えました。

というのも、僕の学校には、
使われた形跡の無い外国の本が何冊も埃をかぶって
棚の奥に押し込まれたままになっていたのでした。
話を聞いてみると、何年も前に外国からの援助でもらった本とのこと。

ここでもまた、「使われてない援助」を目にすることになりました。
これは僕の派遣されている学校に限らないと思います。
外国から援助で色んな物が流れ込んでくるものの、
現場で使いきれずに結局ただのゴミになる…。

これを活用しない手は無いと思い、
職員室を改造してミニ図書館を作ることにしました。

大量の書類に埋もれた棚を整理して、
本の在庫を確認して図書リストを作り、
図書カードも作りました。

DSC08232.jpg
ごみ倉庫と化していた職員室の棚

DSC08233.jpg
整理してミニ図書館に

IMG_0577.jpg
図書カードも作成

また、生徒に沢山本を借りてもらうために、
沢山借りた生徒を表彰したり、
授業の際に本を持って行って宣伝したりした結果、
2か月間で160人以上の生徒が図書カードを作って本を借りていってくれました♪
需要はある!

他の先生へも理解してもらうために、
わざと先生方も集まる全校朝会で宣伝したりしています。

現実問題として、英語で書かれた本が読める子は少ないので、
借りていった多くの子は写真や図を眺めているだけかもしれませんが、
最初はそれでいいと思っています。
先ずは本に慣れ親しんでもらわねば!!

 + + + + +

…ただ、うまくいくことばかりではありませんでした。
中には偽名を使って図書カードを作ろうとしたり、
返してないのに「もう返した」と言ってきたり、
本のコピーを持って来て「これが原本だ」と見え透いた嘘をついてきたり、
あの手この手で借りパクを試みる生徒は後を絶ちません。
驚いたのは、本の中身をナイフでくり抜いて、
「最初からこうなっていた」と言って持ってくる生徒がいたり…。
他の先生の話では、本を盗んで生徒が市場で売っているとのことです。

怒りを通り越して、何でこんな事が出来るのか
悲しくなってしまうようなこともありました。
これまで、公共の物の使い方をどれだけ
教えてもらえなかったのかが垣間見れるようで切なくなります。
授業をつぶしてVandalism(公共物破損)について指導したこともありました。

図書館を通じて、公共の物を使うルールと責任も
少しずつ伝えていけたらと思っています。
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【2011/07/24 16:28】 | 活動報告:概要紹介
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