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以前のブログで、ザンビアの学校には実験器具が全くそろっておらず、
理科の授業では実験が行われていないことをご紹介しました。
と言っても「教科書に載っているような高価な器具を使った実験が出来ない」だけであって、
市場やスーパーに売っているものを使うだけで出来る実験は沢山あるし、
そうしたアイデアは日本の理科の先生によってこれまでに膨大な数が開発されています。

IMG_1492.jpg
ペットボトルの蓋で作った顕微鏡で植物細胞を観察する生徒

自分の学校では、自分の授業に実験を取り入れたり、
同僚の理科の先生に手作り実験器具を紹介したりしているのですが、
自分の学校の先生だけに伝えていたのでは大きく広がることは無いと思い、
今学期から配属先の学校以外にも活動を広げることにしました。

幸いなことに、僕の住んでいる街マザブカは人口の多い街で、
徒歩圏内に行ける学校が沢山あります。
そこで、理科の先生と中高生を対象に、
身近なもので出来る理科実験を学ぶワークショップを、
各学校を巡回して開催することにしました。

IMG_1477.jpg
演示実験をしているところ

こうして実験を紹介する活動は、
他国の青年海外協力隊の活動としては割とメジャーなのですが、
ザンビアでは様々な理由から前例が無いようだったので、
先ずは自分の町から始めてみることにしました。

「ザンビア人の先生に実験を取り入れる意義を理解してもらうのは大変だと思うよ…」

とJICAの方からは言われていたものの、
いざ準備をして各学校に飛び込み営業をしてみると、
予想は良い意味で裏切られました。

どの学校も
「そういう提案なら大歓迎だ。明日にでもやってくれ。」
と拍子抜けするくらい前向きな反応をしてくれて、
実費+αの開催料を取ったにも関わらず、
ワークショップの実施先に困ることはありませんでした。

手作り実験セット一式を段ボール箱に詰め込んで、
学校の先生と、生徒向けに、実際に実験を見せて、可能であればやってもらいます。
1回約2時間半のワークショップで紹介する実験は5~10個。
「サイエンス・キャラバン」と自分たちで呼んでいます。

5月に新学期が始まってから準備を開始し、
先週までに5校でワークショップを実施することが出来ました。
参加してくれた先生は総勢15名、
生徒は400人くらいかと思います。

P7130122.jpg
大気圧を実感する定番の実験「マグデブルグ半球」

IMG_1528.jpg
紹介した実験をやってくれているザンビア人の先生

反応は概ね良好で、先生同士で噂が広まり
「次はうちの学校に来てくれ!」
と、この上なく嬉しい声をかけられたこともありました。

自分の学校ばかり見ていたせいで、
それがザンビア人教師の平均像であるかのように思い込んでしまっていましたが、
「良い授業をしたい。そのためのアイデアが欲しい。」
そう思っているザンビア人教師は決して少なくないことに気づきました。

でも、ネット環境も悪く外国書籍も殆ど無いこの国では、
そう思った時に新しい情報を仕入れる術が無いのです。

だったら先ずは、HowではなくWhatを。
広がる枠組みでは無く、模倣の対象になるに値するアイデアそのものを。
守破離の「守」の段階を、提供したらいいのではないか。
そう考えています。
(ザンビアの学校ではすぐにCompetitionを開催したがりますが、
 調べる手だても基本的な知識も無い中で競争させても
 無意味だと個人的には思っています。)

ただ、このペースで1校1校巡回指導したところで、
あと1年半で訪問できるのはせいぜい30校。
ザンビアにある約8000校のBasic Schoolの1%にも満たない数です。
インパクトを広げるにはやり方を大きく変える必要があると思っていますが、
マザブカで活動する同期隊員と二人、走りながら考えていこうと思っています。

P7130148.jpg
ワークショップ開催先の生徒達と
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【2011/07/24 17:16】 | 活動報告:概要紹介
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髪伸びたーー
ayano
実験たのしそう!
桐生先生白熱してるね☆
そして桐生髪伸びたーー

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コメント
この記事へのコメント
髪伸びたーー
実験たのしそう!
桐生先生白熱してるね☆
そして桐生髪伸びたーー
2011/08/10(Wed) 09:40 | URL  | ayano #-[ 編集]
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