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先日のブログでもお伝えした通り、
現在ザンビアは5年に一度の大統領選挙の真っ只中です。

9月20日に投票が行われ、そして木曜深夜、ついに結果が発表されました。

その前に今回の選挙の構図を簡単にまとめておくと、
与党が、現大統領ルピア・バンダ氏率いるMMD(複数政党制民主主義運動)。
それに対抗する主要な野党が、
PF(愛国戦線)とUPND(国家開発統一党)となっています。

ザンビア全体で見ればMMDとPFの一騎打ちと言える状況なのですが、
僕の住む南部州ではUPND支持者が圧倒的に多くなっています。

現与党のMMDは1991年以来20年間に渡って
ザンビアの政権を握っていました。

前回の選挙ではMMDがPFに僅か数パーセントの差で勝利したとあって、
今回も接戦が予想されており、
選挙前はザンビア全体が不安定な雰囲気になっていました。
各地で政党間の衝突が起こって道路が封鎖されたり、
選挙当日も投票箱が強奪されて
投票用紙が燃やされるという事件なども起こったそうです。

その選挙の結果はというと…、

PFが勝利し、20年ぶりの政権交代が起こりました。
ザンビアの新しい大統領は、
バンダ氏に代わってマイケル・サタ氏になりました。

本日、首都ルサカではサタ氏の大統領就任演説とともに、
バンダ氏の敗北宣言も出されたようです。

そのため、ルサカは朝から祝賀ムード。
ほぼ全ての商店が閉鎖されて、
就任演説が行われている付近は身動き取れないほどの人混みだそうです。
JICA事務所長も就任演説に呼ばれたものの、
あまりの混雑に会場まで辿り着けずに諦めて帰ってきたらしいです(笑)。
JICA事務所も急きょ早めのクローズです。

data.jpg
ザンビアの新大統領マイケル・サタ氏。
写真はBloombergより。
http://www.bloomberg.com/news/2011-09-23/opposition-leader-sata-wins-zambia-s-presidential-election-1-.html

ザンビアの選挙は明確なマニフェストが
打ち出されて行われるわけではないので
今後の具体的な政策は分かりませんが、
PFはMMDよりも保守的で、資源権益を守るために
中国企業の進出に制限をかける等の可能性もあるとのことです。
これからザンビアはどこに向かっていくのでしょう。
ザンビアが「資源の呪い」に罹らないことだけは切に祈ります。


 + + + + + 

UPND支持者が多いはずの我が町マザブカでも、
今日はみんながお祝いモードです。
道路にはクラクションを鳴らしながら
ブブゼラを吹く車が走り回り、
学校も朝からその話題で持ちきりで、
授業をする雰囲気では全くありませんでした。
そもそも生徒も1割くらいしか来ていません。
僕と、もう一人の先生だけが8クラス分の生徒を
一つの教室にまとめて授業を行いました(^^;

IMG_0744.jpg
僕のボスにあたる先生はこんな格好で当校
胸には大きく"YOUR VOTE IS YOUR RIGHT"の文字

「マザブカはUPNDでしょ?
 PFが勝ったのに何故みんなこんなに喜んでるの?」

と先生方に聞いてみたところ、

先生A「MMDが勝ったらPFが暴動を起こす可能性があった。
 PFが勝ったから平和に選挙が終わった。
 平和が訪れたから喜んでるんだ!」

先生B「誰だって自分が勝ったと言って騒ぎたいでしょ?
 だから、みんなPF支持者に今日は乗り替わったのよ♪」

何とも平和な、ザンビアらしい答えです:)

学校に来ている数少ない生徒達も
「新しい大統領が来だ!!」と興奮気味。
PFのシンボルである、拳を突き合わせる挨拶をみんなでやりました。
日本だったら、選挙の結果一つで中学生がこんなに盛り上がるなんて
絶対にあり得ないよなぁ…。
政治への関心という点では、日本よりザンビアの子どもの方が
遥かに民度が高いように思います。

植民地分割の結果として国境線が引かれ、
部族主義と利権が絡み合うアフリカ諸国では、
このように選挙を通じてスムーズに政権交代が行われる例は
大変貴重なものだと思います。
まだまだとはいえ、ザンビアがアフリカの中で
「民主化のお手本」と言われているだけあります。

歴史の節目に居合わせたような気がして、
何とも不思議な気分です。

さて、日本ではこのニュース、
どのくらい流れているのでしょうか?



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【2011/09/24 13:27】 | ザンビアあれこれ
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